気密測定 定期報告。13(雑談あり)

エスケイハウジングでは、建築させていただくすべてのお家で気密測定を行っております。

先日も、田辺市で建築中の現場にて気密性(C値)の測定を行いました。

 

結果は 気密C値=0.18 でした。今回も安定の超高気密が確保できております。

今回のお家は延床面積が25坪台の2階建と気密測定にはかなり不利な条件でしたが、それでもこのような高水準な数値が確保できたことでより一層自社の施工力に自信を持つことができました。

今はウッドショックやコロナ禍及び戦争に伴うインフレにより、お家の値段が過去最高に高騰している「住宅高価格時代」です。その中で家の質を落とさずにお客様に無理のないご予算に落とし込む術は【家を小さくする】、これ以外あり得ません。しかし単に小さくしただけの「狭い家」では、ただ住みにくいだけの家になります。重要なことは無駄をそぎ落としたプランニングを心掛け、面積は抑えつつも解放感を感じられる演出をすることです。

ズバリ、これからの家づくりにおいて大きなキーワードとなるのは「設計力&提案力」であると、私は感じています。どんなにお安く建てられる会社(坪単価50万円台)でも、家が大きくなれば必然的に価格は上がります。逆にお値段はそこそこする会社(坪単価60万円台)であったとしても、設計力と提案力で家をコンパクトにまとめられるのであれば、結果お値段を抑えることができます。(※それでも坪単価80万円以上になるならこの法則は成り立ちませんが・・・)

  • 2LDK以上
  • 無駄な廊下などは無し
  • LDK16帖程度+和室3~4.5帖程度
  • 1階にもウォークインクローゼット
  • 水まわりには収納を確保
  • ウォークスルーできる土間収納
このへんをすべて実現した上で延床面積30坪程度にまとめられる設計者がいなければ、質を落とさずに価格を抑えることはできないと感じています。

大きく建てて様々な要望を満たすことは誰にでもできることです。重要なのは小さく建てても様々な要望を満たすことです。「家はやっぱり35坪以上」なんて時代はとっくに終わりました。これからは「家は30坪」の時代です。




紀南地方でもっとも古くから高気密高断熱住宅を手掛けてきた弊社の強みは、このように高水準な数値を安定的に出すことができる点です。

気密数値を語る場合、この「安定したクオリティ」が非常に重要なポイントとなります。1邸1邸の数値が安定しないようでは、お客様によっては「ハズレ」を引く可能性があるためです。

なお、数値性能だけが良くても「=体感性能も良い」という訳ではありませんので注意が必要です。数値性能と体感性能が比例していない建物はたくさん存在します。

むしろ数値性能は参考までと考え、実際に寒い日・暑い日の見学会に参加して「しっかり性能を体感できる」ことが大切です。

今後もまた報告をアップしていきたいと思います。

 

 


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