施工例 和歌山県白浜町 H様邸

お越しいただいた時点で土地だけ先に売買契約を済ませておられたH様。「一生に一度のことだから一切の妥協はしたくない」というH様の姿勢が端々によく伝わってきたのを覚えています。ご自身で決められた土地は分譲地のもっとも南側の角地という、いわゆる「一番良い角地」でした。各社の性能面を比較された上で当社をお選びいただいた経緯があったので、その想いに相応しいパッシブ設計をご提案しました。

角地のメリットを最大限活かすため建物の配置計画をよく検討し、あえて東側に配置することで、敷地の南側に膨らんだ部分に主庭とリビングの特大窓(+ウッドデッキ)がくるよう設計しました。こうすることで「庭」と「駐車場」が完全に概念的に分離されるため、リビングの特大窓からは拓けたプライベートな庭のみを望むことができます。この方位の敷地であれば一般的には西側(正面の写真から向かって左側)に建物を寄せて配置するのが定石ですが、そうすると庭と駐車場の区別がつかない「庭 兼 駐車場」ができてしまいます。その場合、リビングの窓から見える景色はクルマのお尻だけという、非常に残念なものとなってしまいます。偉そうな物言いになりますが、世間の分譲地を見渡すと角地のメリットがまったく活かされていない設計が多く見受けられます。角地のメリットの1つは、このような定石にとらわれない配置計画が可能だということかと思います。

耐震性にも強いこだわりがあったH様なので、今回は性能評価機関に申請を行ない、正式に耐震等級3の認定を取得しました。多くの住宅会社が用いる「耐震等級3相当(~仕様という場合もある)」ですが、実はその中身は各社によってずいぶんと差があり、実際には耐震等級3の実力が担保できていないケースも多々あるようなので注意が必要です。当社では申請費用だけをご負担いただければそのまま耐震等級3が正式に取得できる状態を標準仕様としていますのでご安心ください。

このように様々な部分に入念な検討を行ない、H様のアツい想いに応えられたお家になったと自負しております。

(コメント: 営業/設計担当 鈴木 基悦)


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