エスケイハウジングではすべてのお家で気密測定を行っております。
先日も、田辺市で建築中の現場にて気密性(C値)の定期測定を行いました。
結果は 気密C値=0.18 でした。今回は延床面積が30坪アンダーのお家と、良いC値を出すにはかなり不利な条件でしたが、それを感じさせない安定の超高気密が確保できました。
なお先日お越しいただいたお客様より「『超高気密であるということは空気が自然に入れ替わらないため、それだけ室内にニオイや無駄な湿気や有害物質がこもりやすいということです!』と他社で言われたのですが・・・」というエピソードをお聞きしました。正直、未だにこのような主張をする住宅会社がいることに驚きました。詳しい解説はここでは省略しますが、室内空気が汚れているのはむしろ中~低気密な住宅です。C値が良く(低く)なっていくほど空気環境が良くなっていくことは、もはや完全に実証されています。パッシブ設計で有名な建築家・松尾和也さんのYouTubeでは実際にコンピュータシミュレーションでその理屈が視覚的にもわかりやすく解説されています。
確かに、家づくりの正解は1つではなく、様々な考え方や主張があります。ですが、今回の内容はもはや「地球は丸くない!」という主張と同レベルのお話です。これからお家づくりに取り組まれるお客様はそのような意見に惑わされることがないよう、是非ご自身でも最低限の知識をつけた上で住宅会社を選んでいただきたいと思います。
紀南地方でもっとも古くから高気密高断熱住宅を手掛けてきた弊社の強みは、このように高水準な数値を安定的に出すことができる点です。
気密数値を語る場合、この「安定したクオリティ」が非常に重要なポイントとなります。1邸1邸の数値が安定しないようでは、お客様によっては「ハズレ」を引く可能性があるためです。
なお、数値性能だけが良くても「=体感性能も良い」という訳ではありませんので注意が必要です。数値性能と体感性能が比例していない建物はたくさん存在します。
むしろ数値性能は参考までと考え、実際に寒い日・暑い日の見学会に参加して「しっかり性能を体感できる」ことが大切です。
今後もまた報告をアップしていきたいと思います。