気密測定 定期報告。8(雑談あり)

エスケイハウジングではすべてのお家で気密測定を行っております。

先日も、田辺市で建築中の現場にて気密性(C値)の測定を行いました。

 

結果は 気密C値=0.16 でした。今回も安定の超高気密が確保できております。

今回のお家は間口わずか5.5メートルのいわゆる「ウナギの寝床」的な敷地に建築中の、非常に縦長なお家です。こういった形状のお家は外皮面積が非常に多くなってしまうため、高気密化には不利となりますが、それでも安定したクオリティが確保できたことを嬉しく思います。

 

今Twitterなどを中心に「プロ施主」と呼ばれる人たちが登場しているそうです。要するに、どの業界にも一定数いる「下手すりゃ業界側の人間より建築に詳しい素人」という方々です。

その中でも特に有名なプロ施主の方の投稿が話題を呼んでおり、大変興味深い内容だったので少し要約抜粋してご紹介します。すべて業界側(住宅会社)に向けて発せられたものです。

—————以下引用—————

  • 「高断熱」を謳いながらUA値を書いていないのはおかしくないか?
  • 「高気密」を謳いながらC値を書いていないのはおかしくないか?
  • 気密測定をしていないのに高性能を謳うのってどうなの?
  • 樹脂窓さえ採用せずに高性能を謳うのはどうなの?
  • 「アルミ樹脂複合サッシ」を「樹脂複合サッシ」などと書いてゴマかすのは詐欺じゃないですか?
—————引用終了—————

ざっくりこのような内容でした。

強く申し上げておきますが、これは当社の発言ではなく、あくまで一般施主の方の発言です。ちょっと表現的にトゲがありすぎる気がしますが、内容に関しては共感できるものが非常に多いです。

20年以上前から高気密高断熱の重要性を訴えてきた当社ですが、わずか3~4年前までいくらそれを訴求しようと「家に性能なんて(笑)」と、鼻で笑われることさえありました。お客様から笑われるのであれば仕方ないのですが、住宅業界側の人間でもそういう人が多数いらっしゃいました。

こういったプロ施主の方の発言を見ていると、時代は変わったなと実感します。

 

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紀南地方でもっとも古くから高気密高断熱住宅を手掛けてきた弊社の強みは、このように高水準な数値を安定的に出すことができる点です。

気密数値を語る場合、この「安定したクオリティ」が非常に重要なポイントとなります。1邸1邸の数値が安定しないようでは、お客様によっては「ハズレ」を引く可能性があるためです。

なお、数値性能だけが良くても「=体感性能も良い」という訳ではありませんので注意が必要です。数値性能と体感性能が比例していない建物はたくさん存在します。

むしろ数値性能は参考までと考え、実際に寒い日・暑い日の見学会に参加して「しっかり性能を体感できる」ことが大切です。

今後もまた報告をアップしていきたいと思います。

 

 


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