エスケイハウジングでは、建築させていただくすべてのお家で気密測定を行っております。
先日も、上富田町で建築中の現場にて気密性(C値)の測定を行いました。
結果は 気密C値=0.18 でした。今回も安定の超高気密が確保できております。
一昔前はC値1.0以下が高気密の定義とされてきましたが、今の時代においてはC値0.5以下が安定的に出せていなければ「高気密高断熱」を謳うにはちょっと厳しいでしょう。(これは当社も然りですが)どの住宅会社も自社に都合の良いデータを引っ張ってくるため様々な意見がありますが、当社では「胸を張って高気密を謳うためには悪くともC値0.5以下、理想は0.3以下」だと申し上げております。
その根拠の1つとしているのが換気効率です。「C値が良い(低い)ほど換気システムの効率が良くなる」と常々申し上げておりますが、C値0.5でも換気システムの効率は70%程度に留まります。C値0.3でようやく効率80%となり、ほぼほぼ換気システムがその能力を発揮しきることができるレベルとなります。逆にC値1.0では効率はわずか50%であり、お世辞にも換気システムが有効に働いているとは言いにくいレベルです。
いずれにせよ「気密測定はやっていません(オプションでやります)」というスタンスの住宅会社に性能を語る資格は与えられない時代になりました。この業界の健全性に1歩前進があったのだと喜ばしく思います。
紀南地方でもっとも古くから高気密高断熱住宅を手掛けてきた弊社の強みは、このように高水準な数値を安定的に出すことができる点です。
気密数値を語る場合、この「安定したクオリティ」が非常に重要なポイントとなります。1邸1邸の数値が安定しないようでは、お客様によっては「ハズレ」を引く可能性があるためです。
なお、数値性能だけが良くても「=体感性能も良い」という訳ではありませんので注意が必要です。数値性能と体感性能が比例していない建物はたくさん存在します。
むしろ数値性能は参考までと考え、実際に寒い日・暑い日の見学会に参加して「しっかり性能を体感できる」ことが大切です。
今後もまた報告をアップしていきたいと思います。