11月度見学会の総括。

去る11月21日/22日は田辺市下三栖にて完成見学会を開催させていただきました。

今回も多数のご来場ありがとうございました。

 

今回のお家は南側に隣家が接近しており、非常に日射取得が困難な条件でした。しかし設計の工夫と優れた断熱・気密性能で、ご覧の通り非常に快適な温湿度を保つことができています。

IMG_1014IMG_1015特に注目いただきたいのが家全体での温度差の少なさです。1階リビングと2階寝室内WICの温湿度がほぼ同じとなっています。この温度差の少なさがヒートショックを防ぐことに繋がります。例えば、陽当たりの良いリビングの室温は簡単に上がりますが、陽の当たらない水まわりの室温がリビングに比べて4~5度も下がるようならヒートショックのリスクが出てきます。

そしてこの温度差を生む最大要因が窓性能の低さです。今回の見学会で「エスケイさんが使っている樹脂窓やトリプルガラスは日射取得が減るからむしろ和歌山県には不向き。アルミ樹脂複合窓で十分だと他社で言われたのですが・・・」という意見を2組のお客様から聞きました。正直なところ、コスト的に高性能窓を採用したくない住宅会社の言い訳にしか聞こえないのですが、あえて真向反論してみたいと思います。当社がここまで高性能窓にこだわる理由は、①結露させないため ②和歌山県の冬においては日射取得を最優先しなくともさほど問題にならないから この2点です。

①について、結露が生じるということはカビ・ダニの発生や躯体に腐れのダメージを与えます。「アルミ樹脂複合窓でも結露しません!」との意見も聞かれますが、内外温度差20℃で室内湿度を人間にとって適切な50%程度に維持した場合、一般的なアルミ樹脂複合窓は確実に結露します。結露していないというのは単に室内が過乾燥なだけなのです。健康にとっては極めて良くない状態です。また②ですが、当社も以前は日射取得を優先して南面の大きな窓にもペアガラスを採用していましたが、それだと真冬でも見学会中などにオーバーヒートして暑くなり、窓を開けて温度を下げる・・・というシーンが度々ありました。また逆に大きな窓は逃げる熱量も多いため、夕暮れ後は急に冷え始めるという経験を何度も体感しました。それらを南面をトリプルガラス化することでかなり軽減できました。特に夕暮れ後の冷え込みの際、トリプルガラスは絶大な威力を発揮します。これは今後、弊社YouTubeにて実証動画を上げる予定です。

 

商売である以上当たり前ですが、どの住宅会社も自社がもっとも正しいと主張します。中には、極めて自社に都合の良いデータだけを採り出してそれがすべてかのように語られることもあります。そういった場面に出くわした場合は、必ず徹底的に根拠を聞いてみるべきでしょう。またそれを持ち帰り、利害関係のない有識者の意見も探してみるべきです。

最終的に誰が正しいことを言っているのか判断されるのがお客様の役割です。

 

次回、本年最後の見学会は12月18日/19日に予定しております。

エスケイハウジング 鈴木 基悦


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