2023年1月度 見学会の総括。

去る2023年1月21日/22日は、田辺市上秋津にて構造見学会を開催させていただきました。

構造見学会というと非常にマニアックで、しかもこの厳寒期の開催とあってほとんど来場がないのではないかと多少の不安もあったのですが、蓋を開けてみれば両日とも良いペースでご来場いただき、また非常に熱心なお客様ばかりだったので、心から「やって良かった」と思える見学会となりました。

ちなみに世間一般ではほとんど開催されていない構造見学会ですが、構造に強い自信を持っている当社では必ず1年に1回は開催するようにしています。以前、和歌山市で建築させていただいたお客様で「高性能や高品質を謳っていても、きちんとその構造や実際の現場を見せてくれる住宅会社じゃないと絶対に建てないと決めていた。それで探していくと和歌山市からはるかに離れた田辺市の会社になりました(笑)」と語った方もいらっしゃいます。

「完成していない家なんて見てもおもしろくないやん」という気持ちはよくわかりますが、当社の構造見学会はかなりの確率で「本当に来て良かったです! 」や「家の見分け方がよくわかりました」と言いながら帰っていただけています。しかも意外と近年は、その言葉を女性の方から聞くことの方が多くなりました。やはりエネルギーコストが爆上がりのこの時代、コスト意識(燃費)という意味で、女性のほうが構造・性能をシビアに考えられておられるのでしょう。

 

厳冬期の構造見学会。実際の温湿度は

23.1-見学会-状況今回の見学会はLDKに1台だけ仮設エアコンを設置し、21℃設定で稼働させました。朝イチの時点でLDKはもはや22~23℃程度あり、無暖房エリアかつ北側である2階の階段ホールでさえ終始21℃台をキープしていました。ちなみにこのお家は当社オリジナルの全館空調ギミックをまだ稼働させていない状態です。それが稼働すればもっと温度差は小さくなると思われます。

高性能を謳う住宅会社の冬の見学会に参加した場合、今や確認しないといけないのはLDKの暖かさではなく、水まわりとの温度差です。昔は性能が出せていないお家であればLDKさえ明らかに寒かったようですが、今のまともな注文住宅であれば当たり前に断熱等級5(=ZEH基準や長期優良住宅基準。つまりUA値0.60以下)をクリアしているのはもはや常識。その断熱等級5をクリアしつつ気密C値も0.50以下を確保してある程度まともな設計ができていれば、それ以上性能を高めても日中のリビングの室温にはもはやさほど大きな差は出ません。

しかしそれでもあえて当社がその上の性能を目指しているのは、家じゅうの温度差をなるべく均一化したいからです。またもう1つ、そうすることでさらに光熱費の削減に繋がるからです。当社の現在の標準仕様性能(UA値0.44前後、C値0.2程度、樹脂窓)であれば、従来のように各室にエアコンを設置するよりもエアコン1台で連続運転とし全館冷暖房をした方が光熱費が安くなるという明確な根拠もあります。

 

冬の見学会の課題

一般的には「冬の見学会は性能差が表れやすい」と言われていますが、ここ和歌山県においては冬の見学会には注意が必要です。というのも、見学会は日中に行なわれます。和歌山県の場合、冬でも晴れていることが多く、かつ陽当たりが良ければ日射取得によって簡単に南側の居室は温度が上がってしまい、一見はそれなりに暖かい家を演出が可能だからです。何なら性能の悪い窓を使っているほうが日中は温度上昇しやすいという逆転現象さえ起きます。

しかし冬にもっとも人間が寒さを感じるのは夜から朝にかけてです。つまり日中に暖まった室温を朝までどれだけキープできているかが、本当の性能が現れる部分なのです。これを考慮して、冬の見学会は以下の部分に注意すると良いでしょう。

 
  • 陽当たりの悪い部屋(水まわりなど)と陽当たりの良い部屋の温度差を感じる
  • なるべく朝早い時間帯か夕方遅い時間帯に見学に行く
  • しっかり加湿されている場合、窓に結露を発生していないか確認する(カラカラに乾燥している場合も性能が悪い可能性が高い)
 

逆に言えば、日中さえ暖かくない家であればあまりにも性能が悪い家であるとも言えますね。もちろん日照条件が悪い立地であればそれを差し引いて考える必要はありますが。

 

さて次回の見学会は2月18日/19日、いつも通りの完成見学会となります。

まだまだ寒い日が続きますので、是非この機会に当社のお家の圧倒的な性能をご体感にいらしてください。

 

エスケイハウジング 代表取締役社長 鈴木 基悦

 

 

 

 


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