去る2023年2月18日/19日は、上富田町生馬にて完成見学会を開催させていただきました。
先月は構造見学会だったこともあってか今回はかなり早くから多数のご予約をいただき、久々に時間外枠の増設も。さらにはその大半がご新規様で、なんと遠くは大阪市からご来場いただいたお客様までいらっしゃいました。また多くのお客様が予備知識を身につけておられ、「窓の重要性」や「UA値、C値の意味」などの基本知識はもはや私が語るまでもないケースが増えてきていますね。
エスケイハウジングの家は「無感」
今回・前回の見学会では「初めて注文住宅の見学会に参加するんです」という方はほとんどおらず、熱心に他社様と比較検討されているお客様が多い印象でした。その中であるお客様からいただいた感想が非常に印象的だったのでご紹介させていただきます。それが「どの会社も謳い文句は高性能住宅って言ってますけど、実際けっこう会社ごとに体感差ありますね。その中でエスケイさんの家ってなんというか”無感の暖かさ”ですね。明らかにリビングがモワ~ンと暖かい!って感じじゃなく、家のどの場所でも自然な暖かさというか」というご感想でした。ちなみに今回のお家は1/2階の面積比率が6.5:3.5の「半平屋」のお家だったのですが、エアコンは1階LDKの6帖用エアコン1台だけの稼働でした。これはまさにその空調が全館に行き渡る設計が上手くいっているが故の、最大の誉め言葉であると捉えています。
またそういった「自然な暖かさ」は壁の輻射熱からくるものが大きいためであるとも考えられます。空気的に暖まっていると同時に、壁面との温度差が少ない場合にそういった体感のお家となります。そして当社はまさにその効果を狙って、壁・天井・基礎の断熱、窓の性能、空調計画をバランスよく高性能化しているのです。これが特定の部位だけ、例えば壁の断熱だけをやたらめったら高性能化して断熱性能UA値を良くみせても、同じような体感にはならないのです。
今回、もう1つの試み
実は今回、お世話になっている換気システムメーカー様よりCO2濃度測定器の試作品をいくつか提供していただき、それを見学会会場の各所に設置してCO2濃度の測定を行なってみました。そしてそれがなかなか興味深い結果を示していたので、またそれを追って私のコラムにて報告してみたいと思います。古くから「当社の内装材は身体に優しい自然素材なので有害物質を出さないため、機械的な換気システムは重要ではありません!」や「最近の住宅は気密性が高まりすぎているから有害物質による健康被害が増えています。ちょうどいい気密性の家が一番の健康住宅なのです」などといったセールストークがこの業界にはありますが、こうして実測をしてみるといかにそのセールストークがトンチンカンな主張であるかを思い知ることになります。
以前から何度も書いているように、単なるイメージ論だけで語るセールストークには極めて注意が必要です。
さて次回の見学会は3月11日/12日、完成見学会となります。また上富田町生馬での開催ですが、今回とは違うお家になります。
冬期の見学会は次回が最後となりますので、是非この機会に当社のお家の圧倒的な性能をご体感にいらしてください。
エスケイハウジング 代表取締役社長 鈴木 基悦