6月度見学会総括。

去る6月12日/13日は白浜町にて完成見学会を開催させていただきました。

まず今回、ホームページでの告知が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。梅の収穫シーズンも重なったためもあってか、ここ最近ではもっともご予約の少ない完成見学会でしたが、前日・当日ご予約が重なって入り、結果的には満席となりました。

当日はさほど暑い日ではなかったのですが、各社を熱心に比較検討されているお客様より「冷え方の質が違いますね」とお褒めの言葉をいただきました。

でも実は今回の見学会、さほど冷やしていません。エアコンはあくまで25~26度程度の除湿設定です。IMG_0801

 

おそらく他社様のモデルハウスよりも涼しく感じた理由は、壁面や窓の温度が低いことによる輻射熱と、何よりも湿度の低さでしょう。夏場は断熱性能(UA値)よりも気密性能(C値)と遮熱性能がモノを言います。

「断熱」とはあくまで「熱の伝わり方を遅くする」という意味であり、日照時間が長い夏場は結局熱が伝わってしまいます。むしろその熱を断熱材や構造体が蓄熱してしまうため、下手な高断熱は余計に暑い室内を作り出す原因にもなり得ます。このため当社では、外からの熱を構造体に蓄熱させないための特殊な対策をしているのです。

また、夏の室内を暑く感じさせる大きな要因の1つが湿度。夏は屋外の方が湿度が高いため、室内に向かって湿度が流れ込んできます。気密性が高い(=無駄な隙間が少ない)ということはその湿度の通り道が少ないということ。このお家はC値0.15と、超高気密。湿度をシャットアウトできればエアコン除湿でしっかり湿度がコントロールできるため、温度以上の快適性を手に入れることができるのです。

ちなみに、よく「調湿建材を使っているから夏でもサラっと快適です」などというセールストークが語られますが、実は夏場は調湿建材はほとんど効果を発揮していません。調湿建材は決して無限に湿度を吸えるものでも、湿度を分解してくれるものでもありません。仮にC値がゼロ(=一切の隙間ナシ)だったとしても換気によって湿度は取り込まれてしまいます。一般的な住宅であれば1時間あたり130~150㎥もの空気が換気によって取り込まれますが、その空気中に含まれた大量の水蒸気を延々と吸い続けられる物質など存在しません。瞬く間に調湿建材はその限界を迎えてしまうのです。C値が悪ければなおさらその限界が早く訪れます。結局はエアコン等によって物理的に屋外に排出するしかないのです。つまりもっとも確実な方法は、気密性を高めて物理的な排出の効率を上げることなのです。

 

何事もイメージで決めるのは危険です。

住宅に起こるそれらの現象にはすべて根拠がある、物理現象です。「●●工法だから良いのです」や「●●を採用しているから快適です」などというイメージ戦略に惑わされないようにしましょう。

そしてすべての答えは広告やカタログではなく、見学会(=現物のお家)にあります。絶対に現物を体感比較した上で家を選びましょう。

 

エスケイハウジング代表取締役社長 鈴木 基悦

 

 

 


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