8月度 見学会の総括。

去る8月20日/21日は田辺市中三栖にて完成見学会を開催させていただきました。

当日は残暑厳しく、また何より夜中に降った雨によってものすごい多湿の中の開催となりました。気温こそ32~33℃でしたが、あまりの湿度に体感的にはこの夏一番の暑さに感じられました。

 

しかし今回も稼働させたのは2階ホールに設置した6帖用エアコン1台のみ。その1台でご覧の通りの状況が作り出されます。

22.8-見学会総括

弊社YouTubeチャンネルのWeb見学会 第10弾にて、2階ホールのエアコン1台で全館がくまなく冷えているのをお見せしましたが、その際は建具ドアを開けた状態で撮影をしておりました。しかしそれをご覧になられた方から「建具ドアを閉めても冷えますか?」と質問をいただきました。なので今回は終日に渡って寝室の入口ドアを閉めた状態で見学会を行ないました。その結果が上記の写真です。ご覧の通り、まったく問題なく冷えています。これはきちんとホールエアコンが全館に行き渡るような設計とギミックを仕込んでいるからこその結果です。

このように全館空調的な、間接的な冷房をすると睡眠の質向上にも繋がります。従来のような各室エアコン空調だと、高性能な家においては断熱性能に対してエアコンの能力が過大となり、結果冷えすぎて朝方辛かったりします(むしろ従来の家でもありますよね)。また室温だけが下がっても湿度が下がりにくく、妙に蒸せる室内環境になることも多々あります。当社の空調方式で建てさせていただいたお客様の、特に女性の方から多くいただく声が「マイルドに冷えるのでとても寝やすくて、あとエアコンの音も聞こえないので良いです!」といったものです。

ちなみに、すべての室内ドアを開けた状態で寝室などのエアコンをガンガン稼働させて長時間放置すれば、一定の基本性能さえあれば日没後であればなんとか全館を冷房することは可能でしょう。しかしそれでは実生活に到底耐えられるものではなく、寝室のドアを閉めた途端に各部屋に冷房が必要な普通の家に戻ってしまうことが目に見えています。核心は1台のエアコンを全館に行き渡らせる空調設計なのです。これは一朝一夕には上手くいきません。当社も3年に渡って実験・実測を繰り返し、ようやくこのような一定の成果を得られるようになってきました。そして今なお、当社の空調方式は日々改善を重ねています。これについては別記事にてまた詳細にご紹介したいと思います。

最後に1つ。近頃、同業他社様の関係者と思われる方が見学会にご来場されこの空調方式についてあれこれ聞いてこられるケースがあります。もちろん見学会で私がその核心を話すことは絶対にないのですが、それゆえに見よう見真似でホールにエアコンを取り付けるケースが予想されます。それはやめておいた方が賢明です。まだ運が良ければ「(お施主様から)効かない」とクレームを言われ、運が悪ければエアコン本体もしくはその周囲に結露を発生させて取り返しのつかない事態を招くことになります。何を隠そう、当社も最初の頃は数々の失敗をしてきました。逆に言えばその失敗があったからこそ今があるとも言えますが、今思えば最悪の場合には裁判沙汰にもなりかねない悲惨なトラブルを招くことさえあり得たでしょう(当社はまだ運が良かった…)。

 

近日アップする別現場のWeb見学会にて今一度、8月の炎天下に2階ホールのエアコン1台だけで全館が空調されている様子をお見せしたいと思います。ぜひご期待ください。

 

エスケイハウジング 代表取締役社長 鈴木 基悦

 

 

 


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