我が家の教訓をもとに

先日、我が屋の白蟻点検をして頂いた際、要注意点が2箇所ありました。1箇所は、屋根裏 野地板の雨ジミ。もう1箇所は、床下の湿気でした。でも、その他にも愕然とした事がetc・・・
 
我が家の建築は、県内で活躍されている設計士さんに設計管理をお願いし、当時、結構繁盛していた工務店で施工して頂きました。(当時、私は建築の下請けの仕事をしていました。)
我が家は鉄骨木造で、基礎は布基礎といって床下部が土で、基礎部に通気口を設けた昔ながらのつくりです。(この床下の空気が何箇所かで淀んでいて、その部分が湿気ているのです。)
設計段階では「鉄骨やし、丈夫やからいいわ」と思ったのですが、完成して1年を通して住んでみると、夏はクーラーをかけても効いているのかいないのか判らない位暑く、冬は暖房を付けても熱がすぐ逃げてしまって寒いし、足元は冷たいし、脱衣場なんか結露でビッショリです。それもそのはず、グラスウールの断熱材を申し訳程度に入れているだけで、スカスカして隙間だらけです。断熱材も無いよりはまし程度のものです。
施工業者になった今思えば、当時施工してくれた業者さんの雑さと管理の不十分さが浮き彫りになってきます。
後々、家について勉強を重ねていく程に、不満だらけの家になってしまいました。
これらの経験を教訓に 住む人の身になって資産価値のある良い家を建てていかなくては と思っています。
良い家とは 『見えない所もしっかりしている』という事も1つ言えると思います。