設計思想

全棟自由設計宣言

当社にご依頼いただいた場合はすべての案件を建築士である私、鈴木基悦が設計いたします。設計案件数は約30棟/年、これを8年ほど続けてきたキャリアがあります。今では弊社施工対応エリア外の方からも時折、設計のみのご依頼もいただけるようになりました。
 
当社の設計提案はよくある「間取りと外観デザインのみ」に留まらず、日射取得/遮蔽計画、照明計画、空調計画、外構計画まで行ないます。特に、空調計画が提案できなければ快適な住宅にはなり得ませんし、外構計画が提案できなければ住みやすくてカッコいい家にはなり得ません。
 
また、住宅価格の高騰や建築基準法の難解化により規格住宅を販売する住宅会社も増えてきましたが、当社ではすべての案件で自由設計をモットーとしております。
これは「建築地は地球上にただ1つだけの場所であり、周囲環境も違えば住まい手のライフスタイルも千差万別」という前提思想があるためです。
なお当社は一般住宅を専門としており、クリニック等の専門施設や店舗併用住宅は原則お請けしておりません。
 
 

実用性と作品性のバランス良き両立を目指します

私の設計の根幹にあるものはパッシブ設計です。夏の日射の遮蔽、冬の日射の取得、そして最小限の空調機器で家全体を全館空調することを念頭に置いて設計を行ないます。またお客様のライフスタイルを入念にヒアリングし、収納や動線計画の提案を行ないます。耐震等級3の取得は大前提の、直下率と偏心率を意識した「無理なく耐震等級3が取得できる」構造計画を行ないます。
つまり実用性を最重視した設計をモットーとしております。
 
しかしあまりにも実用性に偏りすぎた家は退屈であり、おもしろみに欠けるとも考えています。完全なる自由設計の注文住宅である以上、個性を表現することも重要であると思います。
このことから、実用性を崩さない程度に作品性を盛り込むことを意識して設計を行ないます。
 
そもそも多くの住宅会社がたいてい以下の2パターンにはっきりと分かれがちです。
「実用性」を訴える住宅会社の設計は常に同じパターンの焼き回しばかりで面白味がなく、窓が極端に少なく暗くて閉塞感があったり、またリビングの壁面には処狭しと収納建具が並んでいるなど、建築的美しさに欠けます。
「作品性」にこだわりがある住宅会社の設計は一見華やかに見えますが、無駄な面積(デザイン性以外の存在意義がない部分)を多く割いていたり、耐久性・防水性への配慮がない、夏暑く冬寒い、もしくはそれを補うために必要以上の高性能化(=高価格化)や空調機器などが施されています。
 
私は実用性と作品性のバランスを大切に考えており、あえて言うなれば「7割の実用性と3割の作品性」の設計を目指します。
 
 

当社がしない設計

過度に流行を追い過ぎた設計や、耐久性・快適性・省エネ性がおざなりになる設計、立地条件を無視したような設計はご依頼いただいても請け負いません。
例えるなら、雨漏れや外壁汚れの問題がつきまとう軒ゼロで緩勾配屋根のシンプルモダン住宅や、まるで芸能人の邸宅のようなこれ見よがしの大胆演出のあるプランなどをご希望される場合は、それらが得意な他社様をお選びください。
そのような設計では当社の考える耐久性・快適性・省エネ性の基準を満たすことは到底できないからです。
 
正直、容易く流行に乗っかった方が商売としては賢いのかもしれません。
しかし「家は年月を経たときにこそ真の評価を受けるもの」という信念のもと、普遍的で数十年後も愛され続ける設計を目指します。
 
 

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