地震について 激震に耐える家

新潟県中越地震・能登半島地震・新潟県沖地震と3つの大きな地震が短い間に立て続けにおきました。
日本中どこで起きても不思議ではない恐ろしい地震。
私たちはこの地震に負けない家を創っていかなければいけません。
インターネットで耐震住宅・地震に強い家 等で検索してみると、沢山の工法が出てきます。骨太の住宅・オール4寸柱・制震・耐震・免震・等々 色々あります。どの工法も悪くないと思います。これから新築される方は、その中でどれを選ぶかということです。何を基準に選ぶかということです。
営業マンの人柄・柱の太さ・地元の大工さん・数値・実績・・・色々基準もあります。その中で、〈大地震で 全・半壊0棟の実績〉というのは大きな魅力ではないでしょうか。
数値は出ていても実際の地震ではどうか?
営業マンは親切だが施工のほうはどうか?
古い木造住宅がたくさん倒壊している・・・というなかで、新潟県で200棟余りが全く無傷で耐えたのがスーパーウォール工法だったという報告がありました。
関東の大工さんが自身のブログで書いているのですが、内部結露を起こしやすい家は地震に弱いと言えるのではないか・・・と言う様な事を書いていました。その通りだと思います。なぜなら、内部結露が続くと構造体が腐りやすくなり、釘・ビス がしっかりと効かなくなる恐れがあり、大事な金物を止めているビス等が外れやすくなってしまい、大きな力がかかると持ちこたえられなくなると思われます。
結露の問題は、カビ・ダニ・ハウスダストの心配だけではなさそうです。
結露を起こさない為には、内外の温度差を少なくする事が必要になります。内外の温度差をなくすには、断熱材を厚くするか、高断熱になる断熱材を入れなくてはいけません。でも、それだけでは50%くらいしか達成していません。後の半分は、気密を良くしなければダメです。
断熱材は素晴らしい物も沢山出ていて、薄くても断熱効果の高いものもあります。又、一般的なグラスウールを多めに入れる方法もあります。しかし、いくら断熱材を厚くしても隙間が沢山あれば外気も入ってくるし、内部の空気も外に漏れてしまいます。その時に結露が発生しやすくなるみたいです。
大昔のカヤぶき屋根に 土間 いろり の様な家に結露はありません。夏は涼しいし、自然素材使用で良いとは思いますが、現在の生活においては 実用性・経済性 で?マークになると思います。
総合して考えると、大地震に耐えた実績。結露しにくい(耐久性)を兼ね備えた工法は、私たちがお薦めするスーパーウォール工法が一番安心感があると考えます。
あくまでも建主様が良く吟味して選ぶという事になりますが、安心感は値段が安いから安心という事ではないと言う事です。肝心な事は、良く考えて良い物を見極める事が大事だと思います。
最後に、今回の地震で被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。